― 中央平原歩兵部隊 ― 「よく矢が飛んでくる日になりそうだな」[最初に飛来した矢>>93は弓騎兵のものではない長弓であった。縦を上に掲げ丁寧に捌き、目端の利くものは矢を集めたりもしていた後に、報告に会った弓騎兵部隊が到来する。] 「右翼部隊が北にいったようですけどー?」 「眼前に敵がいるのに北まで見てらんて」[そんな報告もあったが、彼らはきっぱりと考えないことにした。]