人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


  ねぇ、そんなに怖がらなくても、
  大丈夫だと、思う。

[ 回された腕を突っ撥ねず、
 宥めるような手付きが背を摩る。
 彼の唇が綻んだのは見えていた。
 
 何が正しいのか良いのかは判らない。
 だから、人間の真似事をしてみせる。
 放っておいては消える存在>>135
 廃棄して代打を望まず迷い子だけを望む
 一途さが移ってしまったのかもしれない。

 重苦しい言葉は切実なる願いのよう。
 縋り付くような擦りきれそうな言葉。

 このまま体が透けてしまえば
 彼から逃れられるのだろう。
 その事を考えなかった訳でもなかった。 ]

(139) 2018/03/25(Sun) 18:31:16

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