[始めは他愛もない事からだった。母親の事が話題に上れば苦笑が混じり。]最近はだいぶ良い。相変わらず3回に1回はウルズさん、だけど。[帝国に移り病を治した母親は、年齢のせいか痴呆が進んでおり娘の事を時折忘れてしまうのだと、手紙に綴った事を元同僚にも話していた。語る口調が上官、少なくとも自分より年かさの人間に向ける物ではなかったが、これには理由があった。]