いや、俺の方は、問題無い。[ 途中、魚や獣を狩って腹は満たし、十全とは言えないまでも、いつでも追っ手を相手どれる程度には体力を温存しながら、男は、ここまでを歩いてきた。だからこれ以上の休息も無用と、手を振って ]それで?...デメララへの奇襲?成る程......ああ、学生たちには俺の事は知らせなくていい。それと、出来れば、酒を一杯、気付がわりに分けてもらえると有難い。[ 今度はリヒャルト達が出立するよりも前に、このままデメララの様子を探る為に先行するつもりだった。* ]