……いや、いい。トールへの伝言はキャンセルだ。
ちんたらシャワーを浴びてる場合じゃないようだ。
今すぐ行く。
着替えなんぞ、いつでも構わん。
多少 火傷してたって、そのうち治る。
[ココの復唱>>129に、早口で応えながら、
珈琲を浴びた上着とブラウスを脱ぎ、ソファに放り投げて。
アウターキャミソールの上から、昔はだぶだぶだった、
大き目の実験用の白衣を取り出して羽織る。
そのまま博士の部屋の方向へ駆け出し掛けて――…足が止まる
…というか、少し、竦んだ。]
……やっぱり、先にトールに話しをきく。
トールは何処だ?
[くるりと踵を返して、問いかけてから。
その答がどのようなものであれ、トールを探して速足で歩きだす]