[理由と問われ少し迷った末に口を開く。>>135]
私には誰も居ない。独りで生きてる。独りで生きてきた。
だから誰も信用出来なかった。働いてはいるけどそうしないと生きていけないから。
誰も助けてくれなかった。幼い頃に親に捨てられ、児童養護施設で暫く過ごした後、そこを抜け出した。
それから今まで…ずっと独りで生きてきた。
けど貴方は私なんかに手を差し伸べてくれた。スープ?もくれた…
けど疑っちゃった…まず何でも疑ってかからないと生きていけないって、今までで理解したから。
ごめんなさい…ごめんなさい…私なんかと一緒に居たくなかったら、すぐに突き飛ばしてくれて…良いから…
[最後の方は声が震えだし、言葉にならなかった。]