―Eルーム―
[ぐるりと見渡すと、全員分ある装置に、ホッと目元を緩め。
突然、抱き着かれたことには驚いたものの、無事を心から祝ってくれるエレ>>123に口元を綻ばせ、こちらからもぎゅうっと抱きしめただろう。
もし、ベルがこちらを見ていたなら、抱き着かれたことに照れて頬を掻き、嫌がられないようであれば、くしゃくしゃと頭を撫でたかもしれない。
おかえり、と、そう呟いて。
その後、現状について、エレから説明受ける。>>123
何度も言葉を選びながら伝えようとする彼女に、教えてくれてありがとう、と力なく笑う。
そして、あまりにも、……あまりにも残酷なプログラムに、それ以上の言葉は続かなかった。
"……人間って、時々とても残酷なことを思いつくにゃね"
と、あのときは素通りしてしまったスノウの言葉が蘇り、……重たく胸にのしかかる。]