……、――[銃を構えたままゆっくりと立ち上がり、声の方向を窺う。胡桃色の髪が、樹の陰から見えている。まるで過去の続きの様に語られる言葉に、迷うように唇を開きかけた。]………、……[何を言おう。何を言えばいい。ぎゅっと唇を噛み締め、のろのろと、紡ぐ]……俺に逢いに来た訳ではないだろう。あの魔法弾は…、…お前なのだな?