術をかけられて、自由を奪われていたのは確かだけれど。 でも、戦いに臨んだのは、その殆どがあたし自身の意思だ。 ……戦いを求める魔戦士の血、それに任せて、狂って。 無用の血を流した事も少なくはない。 ……今は、戦時だ。 戦う力として、役には立てる、けれど。 それが過ぎれば……出きる事なんて殆どないし。 それに……。[言いかけて、言葉が止まる。これを言ったら、どんな反応が返るか。そこだけは、どうにもこわいから、結局は飲み込んで]