人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


銀月牙 アイリ

 術をかけられて、自由を奪われていたのは確かだけれど。
 でも、戦いに臨んだのは、その殆どがあたし自身の意思だ。

 ……戦いを求める魔戦士の血、それに任せて、狂って。
 無用の血を流した事も少なくはない。

 ……今は、戦時だ。
 戦う力として、役には立てる、けれど。

 それが過ぎれば……出きる事なんて殆どないし。
 それに……。

[言いかけて、言葉が止まる。
これを言ったら、どんな反応が返るか。
そこだけは、どうにもこわいから、結局は飲み込んで]

(138) 2017/02/08(Wed) 00:15:15

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