─部屋─[そこには、ジムゾンはいただろうか。リーザの謝罪に、困ったように笑い――くしゃくしゃと頭を撫でる] 危ないことすんなって、あれほど言ったのに…… ……ありがとうな。 辛かったな。[狼の姿をしていたとはいえ、クララだ。仲良くしていた人を、この小さな手で撃ったのだ。自分を護るために。護るために、毎日起きていてくれたのだ。眠りに落ちるリーザの傍で、その手を握り続ける。いつも自分にしてくれていたように]