[何かを思案するように口元に手をあてて、少しの間押し黙る。しばらくした後で、緩く左右に首を振った]……もし、本当に言いにくい事なら言わなくても構いません。でも、私たちに話して楽になる事なら、是非聞かせていただきたいと思います。[コンラートへそんな言葉を掛けながら、ちらりとシグルドを振り返る。その仕草はシグルドへ警戒を促すようでもあり、同時に彼の反応を確かめようとしているようでもあった**]