ー医務室ー
[そして]
...な、なんだ!?
[揺れる視界。床に張り付く手足。直前から既に混乱していた彼の鼓膜をうっすらと刺激する緊急事態のアナウンス>>#2。深刻なパニックになるのは当然のことだった。だが]
大丈夫。大丈夫。
[似ている、と感じたのだ。直感で。
昨日のここでの警備員との会話だ。
"だーいじょうぶ">>1:23。その回想は、一瞬でも彼をパニックから救い出した。]
外へ出よう。
状況を把握しなくては。
[医務室を出て、人狼の出現報告>>#5を聞いた時、彼が取り乱すことはなかった。]