[なんて、心の隅の隅、本当に隅っこの方で思ったかもしれないが、それは気のせいと言うことにしておこう。にへらと、表情が一瞬緩んだのも気のせいだろう。撫で終えて、手を離した時には怖がられないように笑みを向けていたのだから。]