― シュビト郊外 ―
[希望>>47には、お任せします――と返した。
自分に拘りはないが、警護する者からすれば要望はあるだろう。
其れを叶えれば良いと思った]
ああそういえば、……
フィオン殿は、ソマリ殿とお会いになりましたか?
[親征軍を離れ、単独行動を取ったアレイゼル領貴族の名を口にする。
彼らが面識あるかどうかは知らないが、念のための確認だ]
民衆の安全を確保する為、
先にシュビトに赴いていただいたのですが…。
[鎮圧部隊と共に戻ってこなかったということは、
独自に動き続ける心積もりなのだろう。
アレイゼル領主の名は、己の利に忠実という点でも名高い。
だから彼の行動が其れならそれで、別に巫女姫も驚きはしない*]