[後方からの声>>101>>102に視線を向けることは無く、頷きで同意を返す。
得物からして違うのだから、戦い方もそれぞれ異なるのは自然の道理。
そして、任せると言った通り、男は背後からの声>>106にも振り向く事は無かった。
それは好機を逃して術のしくじりを避けたいのもあったが、何よりクリフに信を置いたが故。
最初から助力をあてにする幼さなど、彼はもう卒業しているだろう、と。
術に集中している己に、後方で何が起きたかなど知る術はないが、続き聞こえた呟き>>113に微か、笑みを浮かべ。
己が術の起動が無事に整ったは、それから程無く]
──感謝します、クリフ殿。
これでこの地の金気、暫し御すことが出来ましょう。
[背後、護りきってくれた彼に、任せると頼んだ後初めて振り向き礼を述べたものの。
のんびりと言葉を交わす暇もなく、大気ごと焼き尽くすような陽気>>115に引かれたか同胞がこれ以上減るを抑える為か。
現れた巨体に対して告げられた宣>>116と、提示された案>>118が男の耳にも届いた]