薬が切れていたか...[ 毎日のように新しく出来る傷の手当は必要と考えれば自身で施していた。他者が毒の血に触れることを気遣って...いるわけではなく、毒を恐れて怖々と治療されることが苛立たしいからだ。己の傷に血止めの薬剤は不可欠だったから、薬が切れれば調達に出かけるしかない ]