ああロミオ、あなたは何故ロミオなの。
[いい加減な台詞を当ててみる。
屋敷の中から、音楽と人の笑い声がかすかに届いた。パーティでもしているのだろうか。自分にはあまりにも関わりがない場所だが、なんということもなくその場にとどまっていると、後ろから肩をぽんと叩かれた]
うおう内臓口から出るー!?
ヤクザ! あ、ちがう、ごめんなさいごめんなさい。
[驚いて振り返れば、そこに立っていたのはいかにもいかつい黒服の男。この屋敷のガードマンか使用人だろうか]
職務質問? よくおまわりさんに声かけられるんだよねわたし!
荷物とか、服とか、不審なの知ってた! わたしあやしくないよー。通りすがりの旅人です。
[ホールドアップ。果たして男はどうしたか。つまみ出されるようならそのまま村に戻る。もし騒ぎになるようなら……]
ゾフィちゃんの運命やいかに! こういうときに相棒は役にたちません、待て次回!
[――どうしよ?]*