……ええ、今日はもう、戻りましょう。 何があったかは、僕の方からも父上に問い合わせてみます。[父は魔術師として王家に仕えている身、あちらに何かあれば即報せも来るだろう。父が動けぬようであれば、姉から連絡があるはずだから、と。そう、思ってこの日は戻る事を選択して。鎮まらない疼きを抱えつつ、それでも、平静を装いながら帰途についた。*]