[やがて同じ声音に、神妙な気配が混じりあえば。あの事件のことへと話は変わり。そろそろ暗くなってきたなとランプに火を灯すと。]でもなディーター。覚えていてくれ。今回の件は考えすぎかもしれない。死体が流れ着いたのも、単なる偶然かもしれない。それでも人狼は、確かにいたんだ――。[明かりを持つ顔にうっすらと影が差しこんだ。]