[いつかとは逆に。自分が、“弟”の元へと上昇する。太陽の元広げられた、その翼目掛けて。] ――――……待て。 お前の相手は、私だ。……閃影。[進路を遮るよう立ちはだかれば。あの時垣間見えた瞳は、今は遠く。首から下げた水晶翼も、今は隠す事も無く。陽の光を受け、跳ね返し。自分の胸元に輝いていた**]