続き。
自分の心情面の変化としては、ドロシー(だよね?)が吊られた事というより、ゾフィアやアレクシスが襲撃された事の方が衝撃が強かった。正直こんな寒村の……おっと失礼、僕が生まれ育った場所に比べてという意味だよ、あって数日しか経っていない人間がどう消えようと何も感じないかと思っていたんだけど。僕の中で、自分に与えられた仕事をやり遂げなくてはいけない、という思いが湧きあがった。特にアレクシスが襲われた件は、もふねこ殿と神父さんが議論していたのにスルーしてしまった。それはアレクシスが襲われるのをスルーしたのと同じ事だ。
それから、感情を見ていくという独自視点……と自分で言うのもなんだが……は継続中だ。カレルが真占い師ではないと考え直したのは、もふねこ殿の理論が正しいと思ったからだ。またカレルを狼ではなく狂人だと考えているのは、もふねこ殿の理論(彼は……あれ、あの猫オスだっけ、まあいいや……狂人の可能性が高いと言っているが断言はしていない)プラス自分の独自理論「カレルは単独だ」からそう考えるようになった。