[さて、ふと賑やかな声を耳にして
ワタシは気まぐれにもひょいっと机の上から窓辺へと移りました。 冷たいガラスにほんの少し体が当たって、ぷしゅっ!と小さくくしゃみをした後、ペタリぺたりと窓を触れておりました。
こちらから温泉やその近くの雪原が見えたかは定かではなく。オオカミさんや雪合戦に夢中になる方々の姿は目に留めることはできませんでしたが
あらあら、なんとも楽しそうな。
地獄耳と言われたワタシの耳は、何となく。
皆様が元気に雪を駆け回るところを想像できたのでした
霜付く窓に、いくらかの肉球跡を残して
ワタシはまたひらりとおこたへ向かいましたとさ。]
みぃぃ
[どなたかその橙を、もう一粒いただけませんか?*]