[砕け散り消えゆく二重障壁の向こう。 こちらに向けて目を見開く、アイリの姿が見えた。 その小柄な体躯は、戦鎚の風圧に揺らぎ、傾いでいく>>135] アイリっ!![慌てたように左腕を伸ばし、その体を受け止める。 しかし、アイリの打撃を受け続けた上、更に魔力強化で酷使した自分の体もフラフラで。 柄頭を地に埋めたままの戦鎚に、右手で縋り支えとした]