― 霊王の領域 ―
[それからもう一度、青年――シリルへ視線を戻す。
自分たちの力を見せ承認を得る場として、その思いが相応しいかはわからなかったが]
俺も貴方の戦いが見たい。
騎竜師の在り方として、俺はまだ未熟だと思うから。
[技術の水準が同程度に達していたとしても、心構えの面では違う。
途方もなく偉大な先達を目の前にして、身近な課題を必死にこなすだけでは見えないものが見えるのではないかと思った]
勿論、ヤコブの戦いも、な。
お前の在り方を、今は存分に見させて欲しい。
[それを示すことが出来れば、きっと大丈夫だと伝えるように。
ヤコブ>>128に向けて、大きく頷いた**]