希望を抱いて裏切られるよりは、同じ闇の中に沈んでいる方が、楽なのかもしれません……。 けれどどうか、もう一度だけ光に目を向けてください。 ――とても眩しくて、暖かい光です。[情の籠った一言をぽつりと付け加えた後、視線を脱出路へと向ける] せめて―― 今から、外で起こる出来事を。 私たちがもたらす一番の光を、見てくれませんか?[それが叶うなら、判断は委ねるというように。 言い切った所で、再び振り向いて収容者らの顔を見た*]