── 城下 ──[街を歩いて数歩。市民に参謀の顔が割れている訳では無いがこの空気の中、真相知りたさに詰め寄るものも少なくない。素性がバレぬように、と特徴的な言葉を封印し適当に、躱していると向こうの方に印象深い桃色の頭が通り過ぎるのが見えた。 お菓子集ろうなどと思い近づいてすぐ共する兵士に気づいて思わず身を隠す。詰め寄る市民の中には感情的になって騒ぎを起こす者もいるという。抑制のため複数人での警備に当たらせたという話だったか。ほんま、長続いてもええことあれへんな。]