[地に転げたベルガマスコが左手を上げる。「待て、待て。命ばかりは助けてくれ。両手に余るほどの宝石をお前らにやるから」あからさまな命請いであった。だが、クレステッドの位置から見えぬよう背に回した右手ではまだ悪あがきをしようと企んでいる。*]