じつは、こう見えて自分は
[銀アレルギーである]
アレルギーの提唱者、フォン・ビルケー博士の診断書もここにある。
自分が銀刀を受ける立場となれば、それをこの手に戴くことあれば、直ちにこの生を終えることができる。
また、自分以外の誰かが銀刀を受けるに当たっては、そのものを刺す任務はごめんこうむりたい。ナイフを手にした瞬間に息絶えてしまうのでな。
なに、これは、痛い思いも汚れ仕事も引き受けたくない臆病厨師の願いと思って笑っていただいてよいが、決して蔑ろにしていただきたくはない。
[わたしは、刺すのも刺されるのもごめんだ。吸血鬼に教われるほうがまだマシだ]
(ネタだが、真意を汲んでいただけると嬉しい