……一か八か……やって、みっか。[剣技だけで押し切るには、足の状態が心許ない。なら、もう一つの要素も取り入れてみる。その結論に達するのは、早かった]……ちょい、力、貸してくれな。[周囲に添う風乙女に小さく呼びかけた後。少年は翠の刃を握る手に、力を入れ直した。*]