― 食堂 ―[サヴァランをもぐもぐしつつ、牛乳で流し込んでいると、傍の通路で紙袋を検分しているヒンメル先輩の姿>>134に気づき]あっ、あれ? あの紙袋は……。[はた、と出来損ないクッキーをポケットに入れていたのを思い出し、慌ててまさぐるも、そこは空っぽ。ということは、]……せ、先輩? あの、その、紙袋、俺の、かも。[恐縮しながら、おずおずと名乗り出た。]