人狼物語−薔薇の下国

536 吸血鬼の城 報復の狂宴篇【R18】


近衛騎士隊長 シェットラント

― 宴の前 ―  >>129

[ 滑るがごとき動きにつられるように剣を抜いて擬した。
魔性の接近を拒みたかったのは事実だが、シェットラントとしては、剣を"抜かされた"という印象が強い。
抜き打ちが通用する相手かは別として、少しずつ肉薄してくる気味の悪さを感じている。

 目の前の魔物が、捕まった吸血鬼の親なのだろうか。
 それにしては、こちらに矛先が向く理由がわからなかったが、関心を持たれてしまった以上、簡単には立ち去ってくれそうにない。

けれど、紅髪の魔物の視線が姫に向いて物騒な言葉を口にすれば、シェットラントは静かに威圧を強めた。]


 …この方が死ぬようなことがあれば、わたしも生きてはいない。


[ 一蓮托生というのとは違う、近衛としての覚悟だ。]

(137) 2020/06/09(Tue) 19:55:52

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