[低く構えて跳躍ひとつで狙うは、忌々しき勇者―――>>108 ではなく、不敬を吐いた神樹の巫女へ。>>95 彼らと幾度も死闘を繰り広げていれば、その役割も知れる。 勇者と剣士を補佐するのは、黒と金の巫女らだ。 その機転にて何度取り逃がしたかは数えられない。>>96 特に、無限に大地の力を借りる御技は難儀に過ぎた。 一点を貫くことに長けた凶爪には、広域に展開する魔法は相性が悪いのだ。 故に先んじて彼女を潰すべく、靴裏が地を踏みしめ。]