― ― ケンペレン研究所 管理区画 ― ―
[容量の拡張>>131というワードに視線を向ける。
容量は空いているのではなく、使用されているような発言。
かの機体が停止した経緯に沈黙した。]
確認しました。来客対応モードに切り替え完了。
ワタシも極力、音声を使うようにします。
[歩行を開始したXB-109の背中へそう告げて、アンドロイド回線をオンにする。]
《XB-109が衛星用品の配備と来客準備を開始しました。
現在、XB-109のアンドロイド回線はオフラインです。
XB-109とコンタクトを取る際、所内放送か外部通信機器を利用してください。》