[声を掛けられて>>133びくと体を震わせた。 そのまま気まずげに食事を続けていたが、元の量が少なかったせいか、その時間も長くは続かない。 空になった皿を手に立ち上がり、恐る恐る、竜の血を引く少女へ歩み寄る] あの、先程は、失礼を致しましたわ。 わたくし、同じ部隊で、……その。[言葉が見付からないまま、俯く。 どう繕っても自分が不躾な視線を送った事実は消せない。 それでも声を掛けたのは、少女の傍らに立つ青年の声>>126が、耳に入ったからかもしれなかった]