人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天の子 マレンマ

[小鳥の囀り歌う声は、今は耳には入らない。
けれどもわずかに、ごくわずかに意識がそちらへと逸れた。

短く紡がれる防御の呪。
大天使が構築した陣さえ砕くそれに、いかほどの効果があるだろう。
それでも、能う限りの力注いで術を展開した直後、

魔導砲の光は、
未知なる想いの力乗せた結晶の輝きは、
護りの陣を貫いて、鮮やかな軌跡残し、先へと突き抜けていった*]

(136) 2017/11/13(Mon) 23:13:09

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