[魔王にとっても、多用は出来ぬ大魔術。 如何に切り抜けるかと目を細めたその時、我先にと飛び込んだのは王子の方であった>>128] ――ほう。[『想い』の力纏う剣は、魔王の魔力をも切り裂く力を得ていた。 力の威圧に恐れる心はあろうとも]