人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園後輩 フレデリカ

― デメララ・収容施設 ―

 ……うん。

[僅かな沈黙と、遠くへ向けられた眼差し。
 それが何を意味するか知る者はいないだろうが、戻された視線には力が籠もり、心なし背筋が伸びたのは伝わっただろうか]

 確かに――今は居場所はありません。
 けれど、だからこそ、私たちは取り戻すための戦いを始めています。
 何もしないでいたら……闇の中で閉じ籠って、目を閉じているだけでは。
 ずっと、何も変わらないままではないですか?

[収容施設の環境は、決していいものとは言えない。
 それでも、外に出ることを拒むのは――希望を抱いても、それが裏切られる、その過程こそ恐ろしいのではないか。
 そのように自分なりの解釈を持ちつつ、言葉を繋げる]

(136) 2020/11/18(Wed) 22:23:26

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