そいつは、こっちの台詞だぜ![やるね、も、まだまだ、も、倍にしてお返ししたいくらいだった。一撃交わす毎に高まる『負けたくない』気持ちは、どんな状況にあっても諦めを是としない。だから]……っと![真っ向うから振り下ろされる袈裟がけの一閃、それを斜め交差させた刃で受け止める。重さを支えた瞬間、足がずきりと疼いたが、気合でそれを抑え込み]せえいっ![掛け声と共に押し返しつつ、後ろに大きく飛びずさる。距離を開けたところで、呼吸を整えて]