―宿・厨房―
…レジーナさん、遅くなってごめん。
[そう言いながら、厨房へ入る。
その前にレジーナが呟いていたことは知らぬまでも>>133、
パメラのことと、可愛がっていた彼女を無惨な形で失い、
頬に触れていたレジーナの心中を想い]
……レジーナさん…。
[拒まれなければ、昔からレジーナがしてくれるように、
自分が救われ、慰められてきたように。
少しでもぬくもりをあげれればいいのにと、
一瞬だけ、そっと抱きしめようとする]
[そして―――…もし、獣に襲われたのがレジーナだったら…と
彼女を失っていたかもしれない恐怖に、指先が震えた]