─ 炎上する旗艦 ─[ゆらり、揺らぐ感覚。それが消えた後に感じたのは──熱]……っ!?これは……一体?[目に入るのは、舞う火の粉。炎に包まれた場所にいる、と。最初の認識はそれで]……まったく。新手のリアルアトラクション、というわけでもなかろうが……![口をつくのはそんな言葉。一先ず、状況把握を、と見回して──蒼が捉えたのは、人影、ひとつ。>>99]