[続けざまに剣を振るうが、ぬめる皮膚を持つ異形が立ちはだかり剣を受け流される]「ぐぬぬぬ、おのれローズマリー。 一度ならず二度までも! もはや勘弁ならぬ」[異形の後ろで頬を赤く腫らしながら妖術師が喚いていた。これ以上クレステッドの方に目が向かないところを見ると、人質を使っての策は諦めたよう。だがここに姫が居ることを好機と取り、異形と妖術を使い捉えようとした]