[空を見上げて呟いて頬を掻く。どんな理由であれ、誘われたのは嬉しい。――それが、試練の会場でも。なにかに引き寄せられるような感じがしても。]……楽しもうな?そういや、客室は何番?早く行って休もう。[確か2…だったような気がするけど。手の甲を覆う黒服でキャリーケースをガラガラ転がして港へ向かう。彼も自分も楽しめたら、それで今はいいか。**]