…………、オズ、 って、呼んでも良いかな?[愛称なのだと思うから何時かのようにその名で呼ぶ事の許しを願う。] 帽子拾ってくれたお礼をさせて。 この近くにおいしいトルテのお店があるの。 だから、……ね?[少しでも長く一緒に話をしたい。離れたくない、なんて思うのも不思議だけど気付けば誘う声をオズと名乗る少年に掛けていた。注がれる琥珀の視線に、僅かはにかむ笑みがもれる。はしたない、と思われるだろうか。そんな事を思ってしまうのは、前世から彼に恋しているから。*]