[半ば丸投げのような指示、それでも文句を言う事なく騎兵隊は隊を分け、味方の援護へと動いて行く。後は任せて戦場を抜けて行けば、やがて、対峙する姿が目に入った] ……とりあえず、無事、か。[どっちも、とは言葉にせず、そちらへと馬首を向ける。無茶な早駆けが響いたか、止血のみに止めた傷がじわり、と熱を帯びているのがわかった。声は上げず、しばし呼吸を整える事に専念する] …………。[友が投げかける問いと、それへの答えが、耳に届く。銀灰は静かに、やり取りを見守った。*]