[>>129自分に掛けられた言葉に意識は向かう。]――彼らの死は自分の望むものではないので。自分には、家族くらいしかいませんが。その時に正しいと思った事をします。それが裏切りであったとしても。…その結果、仲間に命を狙われる事になったとしても。自分に嘘はつきたくないのです。[焼いた血管は再び破れ、血を流す。命の火は消えかけていた。敵に銃を突きつける気力もない。]