[近況を報告すれば、様々な反応が返ってくる>>112。
アレクシスが早速俺の名を使っていたと知れば苦笑いするが、
セルウィンもなくなった、セルウィンが襲われた、という内容になれば、
ほんの僅かな間ぴくりと表情が固まる。]
セルウィンとはツェーザルと会う前に会った。
初めて会ったが、素直で良い人だったよ。
もっと、色々話を聞きたかった……な……。
[ここで言葉に詰まり、俯く。
ツェーザルの前に会った、とさらりと嘘を一つ入れたが、
他は全て本心のこと。
セルウィンの思想、憧れに関しては触れず、
昨日彼と話していたことを思い出す。
己の存在を認めてくれたセルウィン。
少なくとも彼の希望と成れていたのだろう。
そんな無邪気な青年の、仲間の命を、自らの手で奪ったのだ。
セルウィンのことを思い出し、苦悶している間。
カサンドラからマーティンのことについて衝撃の事実が告げられ>>113
危険生物という名に、霹靂は二度落ちる。]