もし、それを望まないのなら言って下さい。――その時は、私があなたをこの手で脱落させてあげます。[合格しても、しなくても、彼を待ち受ける運命が同じだというのなら。彼に望まない戦いをさせるより、その方が良いのではないだろうか。覚悟と共に言葉を紡ぎ、じっとコンラートを見つめた。少し間をおいて、口を開く]