[一見関係の無い内容を告げ、それから、唇を引き上げた。それが彼と自分の間柄のことでもあると、伝わったかどうかは、わからないが。ゆっくりと引鉄を引いた。込められた空気弾が、狙った木の洞を僅かに逸れ、その縁に当たる。]……だめだな、やはり副寮長やアイツのようにはいかない。俺も、目だけは随分良い方だと自負しているのですが。[ため息をつき、肩をすくめた。頭を掻き、振り返る。ジャムの話が出れば、少し嬉しそうに頷き]