保証はできませんができるだけ気をつけますんで。
では、ちょっと行ってきます。
[ゾフィヤに頭を下げられるとひらと手を振り、応接室を後にした。>>119]
……近寄らないようにか。
[彼女の忠告は心から出ているものだと信じているが、
ここに至って尚、軍への不審を拭いきれない自分を自嘲気味に嗤った。
被りを振って、不審を押し込めると行動を起こすことにした。
遺体を1人で運ぶのは少々骨が折れるので、まずは保冷剤のみと地階へ赴く。
カークとゾフィヤが倉庫を見ているのとはすれ違ったかどうか。
業務用冷蔵庫から保冷剤を複数重ねて持ち出すと、【寒咲】へ運び込んだ。]