― >>122 ― はっ、では…その恐縮です。[ 薦められるがままに匙と容器を受け取れば、覚悟を決めて生焼けの食感と甘味の尖ったモドキ菓子を自分でも口にした。] ……甘っ、あ、い、いえ。 おいしいれすね。[ 正直な感想が出掛かるが美味しいと言った相手の目の前だったこともあって、取り繕って答えた。]